お知らせ
薬木の森便り・クリスマスローズが咲きました
2020.02.20
日本ではクリスマスローズと呼ばれているヘレボルス属の植物は、中世のヨーロッパでは薬として使われており、利尿剤や下剤として利用されたり、精神安定剤としても精神病患者にも使われていたそうです。
ヘレボルス属の植物は悪魔払いに使われ、悪魔を追い払う植物として庭に植えられていました。
また、預言の花としても知られており、天候を予測するために使われたそうです。
クリスマス ローズは日本には明治初期に薬用として輸入され、「黒黎蘆根(こくれいろこん)」という名前で衛生局薬草試植園に薬草として植えたのが日本でも最も古い栽培とされています。
クリスマスローズの根や茎などには有毒な成分が含まれており、昔、ヨーロッパでは、クリスマスローズの毒を鹿や狐などの動物を狩るための毒矢に使用されていたそうです。
クリスマスローズの毒を口にすると口内の炎症やめまい、吐き気、腹痛、下痢などの中毒症状を引き起こし、致死量を摂取した場合は死に至ります。
(みみみんブログより引用)