お知らせ
薬木の森便り・ホトトギスの花が咲きました
2020.10.09
残念ながらホトトギスは薬草ではありません。今の季節、美しくひっそりと咲いているホトトギスの花のことをお伝えします。
ホトトギスとはユリ科・ホトトギス属に分類される多年草のことです。日本固有の花で、夏の終わりから秋にかけて斑点模様の花を咲かせます。
誰もが一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。主に岩場の斜面などのように湿った環境を好んだり、他の植物との競争に弱いため園芸では鉢植えなどで親しまれています。
鳥類のホトトギスが「霊長」とされていたことにちなんで、花のホトトギスもまた格調高い花として茶花や生け花に古くからよく用いられてきました。
名前の由来
ユテンソウ(油点草)という別名は、若葉に油じみのような斑点が入ることからつけられました。
また、学名の Tricyrtis treis は、ギリシャ語のtreis(3つ)とkyrtos(曲)で、「3枚の外花被」という花の基部が曲がっていることに由来しています。
HORTI Green Shopより引用